これはどんなサイト?
チェック項目(17項目 + 参考情報2項目)
衛生管理
グローブを患者ごとに交換していたか
感染対策の基本。患者ごとの使い捨て手袋の交換は標準予防策として定められています。
ハンドピースを目の前で滅菌パックのまま開封したか
歯を削る器具の滅菌が患者にも確認できる形で行われているか。
透明性
レントゲン画像を、持ち帰れる形(プリント・データ)で渡してくれたか
「見せる」(画面上での説明)ではなく「渡す」(持ち帰れる形の交付)を見る項目です。患者本人の診療情報として、開示請求に応じる義務があります(個人情報保護法33条)。求めなくても渡してくれた場合はさらに強い評価になります。
健診・診断結果を、書面で渡してくれたか
口頭だけでなく、持ち帰って残せる記録として渡されたか。求めなくても渡してくれた場合はさらに強い評価になります。
口腔内カメラで撮影した画像を、持ち帰れる形で渡してくれたか
歯茎の下がり具合や歯の色の変化など、レントゲンより視覚的に把握しやすい情報です。求めなくても渡してくれた場合はさらに強い評価になります。
ガイドライン遵守
根管治療でラバーダムを使用したか
日本歯内療法学会のガイドラインで推奨される処置ですが、実際の使用率は一般開業医で約3割、日本全体ではさらに低いという報告もあります。義務ではないのにやる医院とやらない医院の差が大きく、医院を見分ける材料として機能する項目です。
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根管治療(歯の神経の治療)をする時、治療する歯だけをゴムのシートで覆って、唾液や他の歯から切り離す道具です。手術で体にかける「滅菌ドレープ」の歯科版とイメージすると分かりやすいです。使われていれば、治療中に口の中に色付きのゴムシートが見えます(下の図のような状態)。
使用率のデータ
日本歯内療法学会の調査(学会誌42巻3号, 2021年掲載/元データは2000年実施)では、「必ず使う」割合が同学会の専門医で約60%、学会員で51.5%だったのに対し、学会に所属しない一般の歯科医師では約30%でした。別の集計では、日本全体の使用率はわずか5.4%(2011年時点のデータとして複数の歯科医院サイトで紹介)という数字も広く知られています。なぜ差が出るのか
日本の保険診療は全国一律の点数制度で、ラバーダムを使っても点数は変わりません。材料費・消毒・装着の数分の手間はすべて医院の持ち出しになるため、採算重視の医院ほど省略しやすい処置です。説明責任
治療計画・費用の説明があったか
治療を始める前に、内容と費用の見通しが説明されたか。
初診時に全身疾患・服薬歴の問診があったか
心疾患などのリスク確認は、安全な治療のための基本的な手続きです。
歯科医師から「経過観察でもいい」「削らなくてもいい」という言葉を聞いたか
初期の虫歯(C1)に対して、削る以外の選択肢の説明があったか。削ったかどうかではなく、選択肢を説明するプロセスがあったかを見る項目です。
※この項目は歯科の専門用語(CO・C1・経過観察など)に馴染みがないと正確に回答しづらい場合があります。判定結果には、その点も踏まえてご覧ください。
※この項目は歯科の専門用語(CO・C1・経過観察など)に馴染みがないと正確に回答しづらい場合があります。判定結果には、その点も踏まえてご覧ください。
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「C1」は、むし歯の進行度を表す歯科用語の一つで、エナメル質(歯の一番外側の層)にとどまる、ごく初期のむし歯を指します。この段階では必ずしもすぐに削る必要はなく、歯磨きやフッ素で経過を見る「エナメル質初期う蝕管理」という選択肢が制度上も認められています。歯科医師から「これくらいなら様子を見ましょう」「削らなくても大丈夫です」といった言葉があったかどうかが、この項目のポイントです。
予定と異なる治療を追加する場合、書面(治療計画書・同意書等)の提示があったか
口頭の同意ではなく、書面という物的な記録の有無を見る項目です。通常の保険診療の虫歯治療では、書面の交付は法的な最低ラインでも一般的な慣行でもありません。それでも書面を渡す医院は、自主的に基準を超えていると言えます。
相談・質問した歯について、実際に診て(見て・触れて)から回答してくれたか
説明の分かりやすさではなく、確認という動作の有無だけを見る項目です。
歯を1本ずつ、具体的な所見を伝えながら診てくれたか
専門用語でも普通の言葉でも構いません。歯ごとに具体的な所見があったか、それとも全体をひと目見ただけの一言で済まされたかを見る項目です。
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きちんとした歯科検診では、歯科医師が「右上6番はC1です」のように、歯の番号とむし歯・歯茎の状態を1本ずつ声に出し、アシスタントがカルテに記録していくのが標準的な進め方です(用語集は豆知識ページを参照)。これが一切なく、口の中を一目見ただけで「むし歯があります」「ありません」とだけ言われた場合、系統的な検査が行われていない可能性があります。
予防歯科
口腔管理体制強化加算(口管強/旧か強診)の施設基準を満たしているか
厚労省が実績・体制をもとに審査する公式な認定制度です。認可を受けているのは全国の歯科医院のうち2割未満という報告もあり、持っていること自体が予防歯科への取り組みの目安になります。
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「口腔管理体制強化加算(口管強)」は、厚生労働省が定めた基準を満たした歯科医院だけが名乗れる、予防歯科への取り組みを示す公式な認定です。合格するには、削らずに経過観察する「エナメル質初期う蝕管理」を年12回以上行っている実績など、具体的な数字の基準をクリアする必要があります。院内掲示があることが多いので、待合室や診察室の壁を見てみてください。
認可率について
全国の歯科医院のうち認可を受けているのは2割未満という報告が複数の歯科医院サイトで紹介されています。ただしこれはラバーダムの使用率データ(学会誌に掲載された調査)ほど出典が厳密ではなく、正式な統計として確証が取れたわけではありません。目安の数字として捉えてください。次回のメインテナンス(定期健診)を提案されたか
認定の有無に関わらず、その場で確認できる客観的な行動です。
プラーク染め出し(歯垢の染色による磨き残しの可視化)を行ったか
保険内の「歯科衛生実地指導料」の算定要件では、う蝕・歯周病の患者に対して染め出しの実施が必須とされています。見た目にも明らかで判定しやすく、予防歯科カテゴリの中でも特に信頼度の高い項目です。
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歯垢(プラーク)は透明に近く、肉眼では磨き残しが分かりにくいものです。染め出しは、赤や紫に染まる薬剤を歯に塗って、磨き残している場所をはっきり見えるようにする方法です。染まった部分を鏡で見せてもらいながら、磨き方の指導を受けるのが一般的な流れです。「染め出しをしますね」と言われたり、口の中が一時的に赤紫色になったりしたら、それが染め出しです。
歯周ポケット検査は何点法で行われたか
歯周ポケット検査には、1本の歯につき1箇所だけ測る「1点法」、4箇所測る「4点法」、6箇所測る「6点法」があります。保険点数は「歯周基本検査(1点法)」と「歯周精密検査(4点法以上)」の2段階に分かれていて、4点法と6点法は同じ「精密検査」として算定され、点数の差はありません。つまり6点法を選ぶ医院は、追加の点数が付かないにもかかわらず、見落としの少ない方法を選んでいることになります。目視での確認はほぼ不可能なため、この項目は直接聞いた場合のみ回答する形にしています。
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4点法は歯の頬側(外側)の近心・遠心と、舌側(内側)の近心・遠心の計4箇所。6点法はそれぞれの中央を1箇所ずつ追加した計6箇所を測ります。中央部分は歯周病が進行しやすい場所の一つで、4点法だとそこを見落とす可能性があります。保険の算定上は「4点以上」であれば同じ扱いになるため、6点法を行うかどうかは医院の判断に委ねられています。
患者への配慮
麻酔の注射前に、表面麻酔(塗るタイプの麻酔)を使ったか
注射時の痛みを大きく減らせる、標準化されていないひと手間です。歯科への苦手意識は「痛かった記憶」が大きな原因の一つと言われています。
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注射の麻酔をする前に、歯ぐきの表面にジェルや軟膏タイプの麻酔薬を塗る一手間です。数分待つと歯ぐきの表面の感覚が鈍くなり、その後の注射の「チクッ」とした痛みがかなり和らぎます。綿棒や小さいガーゼのようなもので歯ぐきに何かを塗ってから注射された場合は、表面麻酔が使われた可能性が高いです。
参考情報
以下は医院の良し悪しを判定する項目ではなく、あくまで参考情報です。混雑や予約の取りにくさをどう受け取るかは人それぞれです。判断材料の一つとしてご活用ください。
待合室は混雑していたか
混雑を「人気の証拠」と見る人もいれば、「効率重視で説明が駆け足になりがち」「単純に混んでいる場所は避けたい」と見る人もいます。正解はありません。他の項目と違い、複数報告が一致しても強調表示はしません(来院した時間帯・曜日によってブレやすい情報のため)。
次回の予約はすぐに取れたか
取りにくいことを「人気で埋まっている(腕がいい)」と見る人もいれば、「回転が悪い」「受け入れすぎ」と見る人もいます。こちらも正解はなく、参考情報として内訳件数のみを表示します。
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